どうしたらヤンキーになれますか!?-六花の恋ー【完・修正中】
コガサクくんの言葉が頭にきたとかじゃない。
大勢の人がいる前で本音を衝かれて、隠しきれなくなったんだ。
「だってさ。山手(やまて)さんに常盤(ときわ)さん」
コガサクくんが呼んだ名前を聞いてはっと首を巡らせると、今朝わたしに挨拶してくれた、山手露季(つゆき)さん常盤快理(かいり)さんが、びっくりした顔をわたしを見ていた。
あ……あああっ、今の全部聞かれた~~~!
「じゃあ俺行くね。あとは頑張って」
コガサクくんは自分の両膝を軽く払って、持って来たテキストだけ手にして出て行ってしまった。
『………』
沈黙が流れる。
が、頑張っても何も、どうすれば――じゃない! せっかくコガサクくんがくれたチャンスだ!
「や、山手さん、常盤さん! 朝はありがとう! すぐに返せなくてごめん! お聞きの通りのコミュ障なんです!」