仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
「お、陽愛……お腹空いただろ?」
「え…大丈夫です」
ご飯までご馳走になるなんて…図々しいし……と思った瞬間。
室内にお腹の音が盛大に響いた。
は、恥ずかしい……っ
「…お腹空いてんじゃん。俺、シャワー浴びてくるから食べてて。髪、ちゃんと乾かせよ〜〜」
髪、濡れたままだった…早川さんが投げたタオルで髪を乾かしてテーブルの上にあるスープを飲む。
「…おいしい」
なんだか、空っぽだった私の心が少しだけ何かに包まれたような気がした。
あったかいスープを飲むと、キッチンにある食器洗浄機に器を入れてスイッチを入れてから私はソファに座って彼が出てくるのを待った。