ずっと君を、信じてる。

「…手、ごめん。

俺のこと守ってくれてありがとう」


そう言って抱きしめられた。


「良かった…紗奈が無事で。ほんとに」


「私は大丈夫だよ。朱音、ありがと…私、私ね朱音が」


好きだよって、そう言おうと思った。
だけど出来なかった、


ーーーー朱音にキスされていたから



「俺、初めて会った時から好きだったんだ。

一目惚れ、だった。

慶さんに頼まれたから一緒にいたんじゃない。

本心で一緒にいたくて友達になりたくて申し込んだんだよ。

俺は、紗奈が好きなんだ。

だから、俺と付き合って下さい。」


彼の言葉が嬉しくて嬉しくてしょうがない。彼と生きていきたいそう思うから。


「私もね。朱音のこと好きだよ。

だから、私朱音と付き合います！」