本日、総支配人に所有されました。~甘い毒牙からは逃げられない~
───都内にあるが、周りには木々が沢山植えてあり、森に囲まれたような空間のカフェに一条様をお連れした。
以前、一人で探索に出掛けた時に偶然にも見つけて私にとっても癒しのカフェである。軽食もスイーツもドリンクメニューも充実していて、一条様のお口に合えば良いのだけれども……。
「私はダージリンとスコーンandケーキセットにするわ。貴方も好きな物を注文なさい。遠慮は皆無よ」
「一条様がこうおしゃってますから、篠宮様もどうぞ。申し遅れましたが、ボディガードをしております、武井と申します。以後、お見知りおきを…」
やっぱりボディガードだったのか。武井さんに勧められても、現在は業務中だ。一緒にご馳走になる訳にはいかない。
「私は篠宮と申します。宜しくお願い致します。私は業務中ですので結構で御座います」
丁寧にお断りしたのに、「武井も業務ですけど一緒にお茶するわよ」と言って、一条様は同じ物を三人分注文した。ダージリンティーとスコーンandケーキが届くと一条様は私に自分が何者かを話し始めた。
「今度、私が社長に就任するのよ。就任してからは外資系ホテルとも手を組もうかと思ってる。フランチャイズとして、外資系ホテルを増やしていこうと思っているのよ。その為にはね、優秀な人材が必要なの」
ティーカップを持つ指が美しい。口に運ぶ姿も洗練されている、気品溢れる女性。英語の時は急ぎ足の様な会話だったけれど、私には日本語でゆっくりと話をしてくれている。これが本来の一条様の姿なのかもしれない。
「一颯にも拓斗にも前々から話しているのだけれど、良い返事が貰えないの。あの二人をもっと大きな舞台に連れて行ってあげたいのに気乗りしないみたいね」
以前、一人で探索に出掛けた時に偶然にも見つけて私にとっても癒しのカフェである。軽食もスイーツもドリンクメニューも充実していて、一条様のお口に合えば良いのだけれども……。
「私はダージリンとスコーンandケーキセットにするわ。貴方も好きな物を注文なさい。遠慮は皆無よ」
「一条様がこうおしゃってますから、篠宮様もどうぞ。申し遅れましたが、ボディガードをしております、武井と申します。以後、お見知りおきを…」
やっぱりボディガードだったのか。武井さんに勧められても、現在は業務中だ。一緒にご馳走になる訳にはいかない。
「私は篠宮と申します。宜しくお願い致します。私は業務中ですので結構で御座います」
丁寧にお断りしたのに、「武井も業務ですけど一緒にお茶するわよ」と言って、一条様は同じ物を三人分注文した。ダージリンティーとスコーンandケーキが届くと一条様は私に自分が何者かを話し始めた。
「今度、私が社長に就任するのよ。就任してからは外資系ホテルとも手を組もうかと思ってる。フランチャイズとして、外資系ホテルを増やしていこうと思っているのよ。その為にはね、優秀な人材が必要なの」
ティーカップを持つ指が美しい。口に運ぶ姿も洗練されている、気品溢れる女性。英語の時は急ぎ足の様な会話だったけれど、私には日本語でゆっくりと話をしてくれている。これが本来の一条様の姿なのかもしれない。
「一颯にも拓斗にも前々から話しているのだけれど、良い返事が貰えないの。あの二人をもっと大きな舞台に連れて行ってあげたいのに気乗りしないみたいね」