先輩とお付き合いはじめました。



ロックを解除した状態でわたすと友達登録をしてくれていた。


「これで連絡ぐらいできるでしょ」


「ありがとうございます」


そういうと顔をゆがめる先輩。


なんか悪いことした?


----していないはずなんだけど。


「あのさ、一個お願いしてもいい?」


「ど、どうぞ。言ってください、南雲先輩」


私ができることならですけど。



「……それ」

そうして、私の顔に向かって指をさす。



「え?」


「南雲先輩って言うのやめてくれる?今日から彼女なんだし」


やっぱり彼女なんだ。



自覚していても先輩から聞いて確認する。



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