どんなきみもだいすき

 『…………』


 そんな様子を、奏多はそっと二人を見ていた。

(また…見つめ合ってんな、この二人)


 生憎、彼の家族と俺達の家族は笑顔で少し世間話をしている。


 『あの、名前なんて言うんですか?』

 この声に、みいの家族と彼の家族が二人を見る。

 沈黙を破ったのは、みい。


 目の前の彼は、みいに突然話しかけられて…少し肩を揺らした。
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