どんなきみもだいすき

 『お二人さん、俺達のこと忘れてない?』

 そんな二人のやり取りを聞いていた、一人が声を発した。


 『お兄ちゃん…、あっ…あの…』

 みいは奏多の声で、周りを見渡した。

 平下くんの家族も、わたしの家族も赤く頬を染めていた。

 さっきまでの会話を思いだし…更に、顔が赤く染まっていく。


 『ったく…馬鹿、丸聞こえだっつーの』

 奏多は、優しくみいの頭を撫でる。


 『もう…みいちゃんと平下くんの会話、ドラマを見てる気分で凄く、ドキドキしちゃった』

 お母さんが頬に手を当てながら、笑顔で言った。

 そんなお母さんをお父さんが、微笑み

 『妬ける…な』

 お父さんが優しい笑顔でそう言った。
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