俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
シマノさんと出会ってから二年。
こんな無防備な姿を見たのははじめてだ。
貴士さんはいつの間にこんなにシマノさんとの距離を縮めていたんだろう。
この人はやっぱりたらしだと実感する。
「綾花もなでてみるか?」
「だ、だめです。私が触ったら逃げちゃいます」
私がひそひそ声で言うと、貴士さんは見本を見せるようにシマノさんののどをなでる。
「大丈夫だよ。シマノさんもなでられるのが好きだから」
長い指に顎の下をなでられたシマノさんは、目を閉じたまま気持ちよさそうにぴくぴくと前足を震わせた。
「ほら綾花。肩の力を抜いて、リラックスして」
耳元でささやかれ、うなずいてからおずおずと手を伸ばす。
私の指がシマノさんに触れると、ぴくんと三角の耳が動いた。
緑がかった大きな目が開き、私を見る。
思わず跳び上がりそうになったけれど、なんとかこらえて見つめ返す。
こんな無防備な姿を見たのははじめてだ。
貴士さんはいつの間にこんなにシマノさんとの距離を縮めていたんだろう。
この人はやっぱりたらしだと実感する。
「綾花もなでてみるか?」
「だ、だめです。私が触ったら逃げちゃいます」
私がひそひそ声で言うと、貴士さんは見本を見せるようにシマノさんののどをなでる。
「大丈夫だよ。シマノさんもなでられるのが好きだから」
長い指に顎の下をなでられたシマノさんは、目を閉じたまま気持ちよさそうにぴくぴくと前足を震わせた。
「ほら綾花。肩の力を抜いて、リラックスして」
耳元でささやかれ、うなずいてからおずおずと手を伸ばす。
私の指がシマノさんに触れると、ぴくんと三角の耳が動いた。
緑がかった大きな目が開き、私を見る。
思わず跳び上がりそうになったけれど、なんとかこらえて見つめ返す。