俺様社長と<期間限定>婚前同居～極上御曹司から溺愛を頂戴しました～

　その答えに貴士さんは幸せそうに微笑む。

　唇が首筋から鎖骨、そして胸元まで降りてきた。

　長い指が私の胸を包んでいた下着をずらす。
　羞恥で頬を熱くする私を上目遣いで見つめながら、貴士さんは尖らせた舌で胸をなぞった。

　与えられる快感に、「あ……っ」と背筋がそる。

　その反応を楽しむように貴士さんは愛撫を続ける。
　胸の先端を吸い上げられ腰が跳ねた。
　気持ちよすぎて、甘い声が止まらなくなる。
　長い指が下に移動して、私をとろとろに溶かしていく。

「本当に綾花は敏感だな」

　熱い息を吐いて貴士さんが小さく笑った。

　そんなことないですと反論したかったけれど、もう言葉にならず、ただ乱れた呼吸を繰り返す。

　かちゃりと金属の触れ合う音がした。ベルトを外す音だと気づいて、体の中心が熱くなる。

「そろそろ、いいか？」

　貴士さんが熱い吐息をこぼしながらたずねた。