先生に恋した日
「私の好きな人先生なんだ」
ただそれだけ書かれたメール
急な親友からのカミングアウトに私は驚きと焦りがでてきた
今日は親友のまなみとお泊まり会をする予定で朝からメールをしていた
今からまなみを迎えに行く矢先突然の事で頭が真っ白になった
その日した事はことはほとんど覚えていない
覚えているのは夜に恋バナをしたことくらいだ
自分の気持ちに気づくなんて思いも知らない私は親友の恋について聞き出すき満々だった
「おと、まなちゃん早く寝なね〜」
「はーい。おやすみ」

「まな、好きな人誰?」
「んーとねやっすー」
「えっやっすーって担任の?」
「そそ」
待って頭追いつかない
なんかホッとしてるし頭の中にずっと櫻井先生いるんだけど
「担任なら毎日会えるから最高じゃん」
「もう毎日死にそう
おとはいないの?好きな人」
「えっ好きな人??」
なんでこんな時まで櫻井先生浮かぶの
「今誰か思い浮かんだんでしょ」
「えっいや思い浮かんだよ
けど好きではない…と思う」
「誰〜」
「櫻井先生…
まって名前言うだけで死にそうなんだけど」
「知ってる
だっておと中一の時から櫻井先生のこと目で追ってるし櫻井先生の悪口言うとすぐ庇うもん」
えええええ私櫻井先生に恋してんの??
確かに授業楽しみだし一学期の宿泊学習のとき先生と肝試しのコース違うの悲しかったし
中一の文化祭先生のクラス羨ましかったし春の遠足先生のいる方行こうとしてたし入学式の次の日先生がテスト監督で来てにやけたし入学式目が離せなかったし
って一目惚れしてるじゃん
「ね〜まな
私一目惚れしてたかも」
「知ってる出会った時から顔に出てた」
まってちょーはずい
「照れて死にそうだからもう寝よ」
「そうだね
おやすみ」
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