Last note〜バタフライ編
ʚïɞ.「真実の匂いを」
゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+

繁さん「おーっ!!皆今日帰るんか!」

烏丸「繁さん!」

青山「お世話になりました。」

烏丸「なんやトラック貸してもろたり、ほんま世話なった!おおきにな!」

繁さん「いいって事よ!
青山の兄ちゃんははよ怪我治しや!」
パンっ!

青山「いだっ!?ちょ、叩かないでください…傷が開く…っ」

矢崎「繁さんわざとですね?…」

繁さん「そういや、なんや帰りは1人増えてるのぅ?」

クロハ「……っ!!//」

気づかれたクロハは、あげはの後ろに隠れた。
そう、クロハも1度、CSSで預かる事にしたのだ。

繁さん「人見知りか!?かっかっか!」

青山「では繁さん、僕たちはこれで船に乗りますね。ほんとにありがとうございました!」

繁さん「おうっ!気ぃつけて帰りなあ!
またいつでも、伊豆で待ってるのぅ!」

船に乗り込んだ5人は、
繁さんに手を振って出港した。

あげは「おじいちゃん、ばいばーい!」

繁さん「……っ!そうか、あの陰松さんとこの、お嬢ちゃんやったか…。」

昔、あげはが初めてこの場所に来た頃、
同じような白いワンピースに、
麦わら帽子で笑顔をくれた少女を思い出した……。

繁さん「大きくなったな……。
陰松、あげはさん…。」


繁さんは、船が小さくなるまで
手を振った。
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