Last note〜バタフライ編

ー「あげはの変貌」ー

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翌日、矢崎さんと青山で、
あげはを街に連れ出した。

あげは「ほぇ……。」

道行く人々の群れ、鳴り響く宣伝カーや、ショップの賑わいにあげはは驚いて見上げていた。

都会の町に慣れてないのだろう。

矢崎「あげはちゃん、手を繋ごう?」

あげははこくりと頷き、矢崎さんと手を繋ぎ信号を待つ。

青山「矢崎さん、どのへん見るの?
あんまり長居は出来ないぞ?」

矢崎「竹下通り!♡」

青山「…矢崎さんが楽しんでるね?」

浮かれ気味の矢崎さんに、青山がツッコミをかます。

矢崎「いーじゃん!折角だし!可愛い服もう着ない年齢だからぁ!
せめてあげはちゃんに着せたいの♡」

あげは「……っ。」

あげははそんな言葉に、照れている。

青山「親どころかおばあちゃん心?…」

矢崎「母性と言って欲しいわね!」

3人は幾つも並ぶショップを巡って行く。

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