Last note〜バタフライ編
若者向けのショップに入り、
店内を見て楽しむ。
青山は少し気まずさがありつつも、しっかりとあげはからは目を離さない。

矢崎「あげはちゃん!
こんなのどう?♡……って。」

フリフリのワンピースを提案したのに対して、振り向くとあげはは、
黒いボディスーツを指さしていた。

あげは「……。」

矢崎「黒…やっぱり黒なのねっ!ぅう…」

180度系統の違うものを持ってこられ、
うるっと涙する矢崎さん。

青山「ボディスーツって…暑くないか?」

現実的なツッコミをするが、
あげはは気になる様子だ。

店員「お嬢さん、気になるのー?
良かったら試着してくださいねー?」

美少女の来店にはしゃぐ店員が、
レア物のボディスーツの試着を勧める。

さすがに矢崎さんも、試着くらいなら、と了承したのだが……

あげは「……どう、ですか?//」

カーテンを開け、そこには勇ましい姿ながらも少し恥じらいある表情のあげはが、長い髪をなびかせていた。

青山・矢崎「「シティーハンター!!♡///」」

ズッキュンと胸を撃たれた2人。

映画や役者の趣味が合う2人は、
まさかの似合いっぷりについつい財布の紐が緩んだ…。
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