Last note〜バタフライ編

ツン………。

あげは「……匂いが、する。」

振り向くと、あげはは走り出した。

青山「しまった!!!」

矢崎「えっ!?」

急いで追いかける2人。
だが、あげははとても脚が速かった。

青山「あげは!!待て!!」

矢崎「ハァハァ!青山くん!"魔性"でとめなきゃ!!」

あげはは、人通りの少ない店の角を曲がった!!

青山「"あげは!止まりなさい!"」

あげは「……っっ!?//」ビクッ!?

"魔性"がかかり、妙な感覚に戸惑うあげはは、強制的に脚が止まり、その場でずっこけた。

あげは「……う。……匂いが…する…」

後ろから、青山と矢崎さんが全速力で走ってきて、あと4メートルのとこだった。

ザァッと、新しい足音が地面を鳴らした。


あげは「…居た………。」

こけたまま、その足音の人物に指を指すあげは。

「……っっ!?魔性持ちの…刑事!?」

青山「"jump"!?」

あげはが見つけたのは、
"jump"の匂いだった。

矢崎「まさか、昨日の手袋の匂いを覚えてた…?」

青山「あげは!!すぐにこっちへ来い!」

あげは「あ……うぅっ!?」

グンっと腕を引っ張られ、あげはは"jump"の男に羽交い締めにされ捕まった。

jump「こんな場所で会うなんて、奇遇だな。警部さんよう!…動くなよ?」

あげは「っっ///」(苦しい…)

青山「畜生…っ!」
矢崎「あげはちゃん!!」

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