Last note〜バタフライ編
ʚïɞ「記憶喪失の美少女」

ー「あげはとの出逢い」ー

゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+

ー20xx年 7月末。
都内はシャツが肌に張り付くほどの暑さ。

警察本部から少し離れた場所に、
特性や、秘密裏に扱う事件の捜査を行うCSS本部がある。

そこのメンバーも、朝から暑さに唸っていた。

ーーーーーー


矢崎「皆さん!むぎ茶ですよー!」

ー矢崎 円香ー
数年たった今も、矢崎さんは相変わらずポニーテールを揺らし、CSSの事務員として働いている。

ちなみに、警察本部での女性格闘技大会で、3回ほど優勝をした実績も出来た。


烏丸「さんきゅー。しっかし暑いなぁ。
ほんま日本の気候どないなっとんねん…//」

ー烏丸 迅ー
40のおっさんになった烏丸は今もなお、
相変わらずツリ目で関西弁だ。
変わったのは少し、ちょび髭が生えた事。

青山「おはようございますー!
あれ?午前中からもう皆ダウンですか?」

そして彼がこの物語りの主人公。
ー青山 遥斗ー

青山は夏が大好きなので、爽やかに出勤してきた。
40になっても若々しくイケメンなのは、奥さんのレナと良好な関係を築いているからかも?

矢崎「クーラー壊れてるしね。//
修理来れるの夕方になるらしいの。
まぁ…いくつになっても…元気な人はいるものねぇ。」

そう言いながら視線は旦那に注がれる。

難波「108.109.110!!ふーっ!!
おはよう!青山!」

ー難波 一徹ー

彼はもう50でありつつも、
筋トレ習慣は相変わらずで片手腕立て伏せを終えた所だ。

青山「元気っすね。還暦なっても続けてくださいよ?」

難波「もちろんだ!70…いや、80まではやるつもりだ!!」

CSSは、相変わらず和やかだ。

ちなみに数年経った今、CSSのリーダーは青山がなっている。
彼の嫁の親でもある比嘉特捜部長は、引退して今ではすっかりご隠居さんらしい。

烏丸「てか今日、誰か来る予定あったんちゃう?」

青山「あーそう。中富警視長が10時に来られる。烏丸、失礼ないようになっ?」

烏丸「てめ…この年で注意される覚えはないでー?久々やるかー?はぁん?」

青山「おっ?いいねー!」

矢崎「こらこら!若い時のノリでケンカすなぁ!もう来られるよ!?」

矢崎さんが2人の仲裁に入ると、
階段からいくつかの足音が聞こえてきた。

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