Last note〜バタフライ編
繁「むむ……?」

青山達に気づいた繁さんが来た。
ツルペカらしき頭に麦わら帽子を被り、島人らしいアロハシャツを着ている。

繁さん「こやつらか。後はワシに任せて船長は少し休みな!」

船長「あんがとなぁ!…ほな、兄ちゃんらまたな。伊豆は良いとこや!
しっかり楽しみなぁ!」

青山「ありがとうございました!」

今回、警察としてではなく、
私服警官として島に入った。
小さな島だ。警察が来たと噂はすぐにでも広がるだろう。

だから、それは避けたかった。

繁さん「4人か。ひとまず旅館を案内しよう。ワシについてこい。」

烏丸「さすがにバスは…ないかぁ。」

うだる暑さでセンスを仰ぐが、矢崎さんが烏丸を歩かせようと仰いであげると、重い足を動かした。

あげはは、青山の腕を組んで、
きょろきょろしながら一緒に歩く。

青山(…娘が居たら、こんな感じなのか?)

むに…っ。

青山「はぅっ!?///」
(胸が…当たる!//そうだ娘じゃない!)

変なとこで他人の女性だと再認識した青山が、我に返った。

徒歩で15分。
歩いた先に、老舗旅館はあった。

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