Last note〜バタフライ編

「あの……陰松さんの、お知り合いでしょうか…?」

振り向くと、ドアの外にレースのロングスカートを履いた綺麗な女性が立っていた。

あげは「……//」
あげはは、青山の後ろに隠れた。

青山「あなたは?」

女性「私は隣の別荘の主の三澄マキです。さっき若い女性と会ったでしょ?
私の妹なんです。
話を聞いて、知り合いなら挨拶した方がと思って来たのだけれど……」

烏丸「あ、さっきの美人のねーちゃんか。」

青山「三澄さん…僕達はその…」

だが、三澄さんは青山の後ろに隠れていたあげはを見ると、驚いた。

三澄「…!!あげはちゃん!?//」

皆「!?」

あげは「…………え?」

青山「あげはを知ってるんですか!?」

三澄さんは、両手で口を覆い驚き、
あげはと会えた事に感激しているようだった…。


こんなにも近くで、

あげはを知る人と出会った…。

この出会いは、幸か不幸か。

まだ分からないけれど、

少なくともあげはの記憶の欠片が、

続々と揃っていく予感がした。

きっとここで、

真実が……。わかるはず………。


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