Last note〜バタフライ編
三澄「別荘が隣同士ですから。
毎年ここで会ってました。陰松さんは芸術家で有名な方だったので…インテリアコーディネーターとして、よくここで色んな話をしたものです。」

ミキ「もちろん、あげはちゃんの事もね!」

あげはは、三澄さんの話を聞いて、
安心したのか、立ち上がり近寄った。

三澄「どうしたの?あげはちゃん?」

あげは「……クンクンクンクン!//」

青山「あ、あげは…?」

あげはが、三澄さんに抱きついて匂いを嗅ぎまくっている。

三澄「えぇ?ふふっ、また匂いを嗅いでるの?相変わらずね。」

三澄さんはくすぐったがりながらも、それを受け入れていた。

烏丸「おーい、あげは?犬みてぇやぞ」

青山「え、"また"って…?」

三澄「この子、毎年会う度にこうやって匂いを嗅いでくるんです。
私は、なんだか懐かれてるみたいで嬉しいですよ?」

あげはは、嗅いで満足すると、
ぎゅうっと改めて抱きついた。

すると、ぎゅっと抱き返した三澄さん。

何か好きな匂いでも、するのだろうか?

でも、確かに三澄さんからは、
どこか懐かしい…優しい匂いがする。

あげは(…この人の匂い、落ち着く…//)

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