(短編)初恋オムライス
「よーし、せーのっ」


みうちゃんを軽々と抱き上げる彼は爽やかに笑う。


2人の姿がとても眩しくて、眩しくて胸がいっぱいになる。


ああよかった。みうちゃんの純粋な信じる気持ちが叶ったことが凄く嬉しかった。


その時、瞳にたまった涙を拭きながらこんな風に思ったんだ。


やっぱり、サンタさんはいる。


絶対に。

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