今日もキミに甘え放題



そんな悠くんのとなりには岸田くんが座っており、私のほうを見てニコニコ笑っていた。

きっと私が悠くんを見ていたことがバレたのだろう、慌てて俯いた。


「彩葉ちゃん……?どうしたの?」


私のとなりに座る美咲ちゃんが異変に気づき、声をかけられる。


「な、なんでもないよ……!
勉強始めよっか!」

首を横に振り、なんでもないアピールをした。
教科書を取り出して、練習問題を解くことにする。


今日は苦手科目をする予定だったため、頑張ろうと意気込んだけれど。

どうしても途中で躓いてしまう。


「うーん……ねぇ悠くん、ここわからな……」


いつもの癖で悠くんを頼ろうとしたのだが、ハッと我に返る。

しまった、今いる場所は家ではなくて学校の教室なのだ。

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