今日もキミに甘え放題



美咲ちゃんの教え方も丁寧でわかりやすく、問題を解くことができた。


「美咲ちゃん、ありがとう……!」

「どういたしまして。
ほら、その調子でもう一問解いてみよっか」

「うん……!」


言われた通り、次の問題も解くことにした。
美咲ちゃんが教えてくれたやり方で、スラスラ解くことができて……。


「彩葉ちゃんって、きれいな髪だね。
すごくサラサラしてる」

「……え」


途中、美咲ちゃんにそんなことを言われて思わず手が止まる。

きっと何気ないひとことだろうけれど、少し息がしにくくなる私。


「これ、アイロンとかしてる?」
「あ、寝癖がついているときは……する、よ」

「いいな、こんなサラサラで羨ましい。今度、ヘアセットしてもいい?実はそういうのを人にするのが好きなんだ」

「そ、そうなんだね……」


自然と声が震えるのは、中学時代を思い出してしまって。

美咲ちゃんはそんなことしないとわかっていても、恐れてしまう私。

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