最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
「私も同じです。また工藤先生にお会いしたいです。作品も素晴らしいですが、あんなに素敵な作家さん、フランスにはいません。優しくて、カッコよくて、セクシーで。先生には、今は彼女がいるのかしら? 前にお聞きしたら、いないって仰ってましたから。あんなに素敵なのにどうしてかなと思ってたんです。もし結婚してなかったら、私が恋人に立候補したいくらいです」


アデルが微笑んだ。


「確かに工藤様は素敵な男性です。同性の私からしてもそう思います。あの色気は……男性からしても魅力的です」


絢斗……


工藤様のこと、そんな風に思ってたの?


「しばらく工藤様は『グレースホテル東京』に滞在されます。またいつでもお越し下さい、歓迎します。では、今夜はこのへんで……急にお誘いして申し訳なかったですね」


絢斗が、アデルに丁寧に言った。


「とんでもありません。『グレースホテル東京』の総支配人と可愛いコンシェルジュさんとお話ができて、本当に嬉しかったです。またぜひ日本でお会いしましょう」
< 188 / 257 >

この作品をシェア

pagetop