最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
私達も、そんな自然の中でリラックスできた。


絢斗とこんなゆったりした時間が過ごせるなんて、少し前までは思ってもなかった。


仕事で毎日、ホテルとマンションの往復。


クタクタに疲れて小さな部屋のベッドに寝そべると、つい、いつも、絢斗のことを考えてた。


そして、いつの間にか眠る――


そんな日々を過ごしていた私。


それが、今、2人きりでフランスのパリにいて、公園のベンチでランチしてるなんて。


本当に……信じられない。


でも、この現実はもうすぐ消えてしまうかも知れないから、だったらあと少し……


あと少しだけ、つかの間の幸せに浸っていたい――


そう切実に願った。


「一花。そのワンピース、初めて着た?」


「えっ、あ、あの……これは……はい、初めて着ました」


今回の旅行のために買ったなんて言えなかった。
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