大好きな君に
一年前の12月25日に
唯一の肉親であった
親父が亡くなった

親父のケーキ屋は
道のはずれにあって
ちっぽけだったが
町の人達には評判で
もう30年続いていた

小さい頃に母が亡くなって親父が僕を一人で育ててくれた

親父は口下手で
とっつきにくいタイプだったが

僕や近所のこども達のお誕生日には
美味しい苺のショートケーキを作ってくれた
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