イケメン男子と疑似恋愛⁉︎


私なんて可愛くない。

そう言葉に出そうとしたとき──


ふわりと私の頭に乗っかった優しくて、大きな手。


えっ……

あ、向葵くん…?


私は少しだけ、視線を向葵くんへと向ける。

すると、バチッと視線が重なると、ドキッ、と大きく跳ねた鼓動。


「自信なんて言われてつくものじゃないけどさ、俺は結衣ちゃんのこと最初から可愛いなと思ってたよ」


そう言うと、優しく微笑んだ向葵くん。

その表情に、その言葉に、また、ドキッと鳴った。


な、何これ……

どういう状況…?

どうしてこんなことになったのか分からないけど、とにかく触れられているところが熱い。

……顔も、熱い……。

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