イケメン男子と疑似恋愛⁉︎
「何度も言うようだけど、相談にはいくらでものってあげるよ」
「相談だけ…?」
うるうるとさせた瞳を奈央ちゃんへ向けると「…まあ、少しくらいはいいけど。」と言ってフィッと目を逸らした奈央ちゃん。
「ほんと!?いいの!ありがとう!」
ガバッと起き上がり奈央ちゃんに抱きつこうとすると「ちょっと暑苦しい」と断固拒否された私。
「……奈央ちゃんって私にだけちょっとツンデレだよね。」
「な、何突然…っ」
「だってー……中学のとき、彼氏の前では甘えてたじゃん」
「なっ!それはたまたま偶然よ…!」
カァッと顔を真っ赤にさせる奈央ちゃん。
すぐに照れてる、ということが分かる。