医者の彼女
目が覚めるとお昼になっていた。

和弥さんからの返信には、
"仕事が終わったら迎えにいく。"
とだけ書いてある。

…土曜日も仕事なんだ。

という事は来るのは早くても夕方。

ゴロゴロして過ごそうと思ってたのに…

何となくそわそわしてしまって落ち着かなくて、
部屋の掃除や洗濯を始める。

何着ていこう、パックした方がいいかな。
何回も着替え直して、メイクもいつもより丁寧にする。




…やばい、私マジになってしまっている。




準備をしながらドキドキが止まらなくなる。

そして18時過ぎ。


和弥"今から大丈夫?"

連絡があり、お迎えにきてくれた。

2人でお寿司を食べに行く。

「んー‼︎凄く美味しいです‼︎
こんな美味しいお寿司初めて食べました。」

和弥「フフ…ならよかったよ。」

そう言って色々なお寿司を食べさせてくれた。
さすがにお寿司屋さんでお説教される事は
なくて、時々世間話をしながらご飯を食べて、
車で送ってもらう。

家の近くに着き、車を降りようとする。

「今日はご馳走様でした。
本当に美味しかったです。」

和弥「どういたしまして。…あのさ。」

「…はい。」

そう言って少し間が空く。

…バイトの事だよね。昨日の今日だし…
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