医者の彼女
怒られる事を覚悟して、和弥さんを見る。


和弥「…俺と付き合ってくんない?」



…えっ…




今なんて言った?

付き合うって言ったよね?


突然すぎてついていけない…

「えっ…と…ちょ、ちょっと待ってください…
すみません。てっきりバイトの事言われると
思ってたので、頭がついていかなくて…。」

頭プチパニック…自分でも何言ってるかわかんないし…

完全にバイトの事怒られると思ってた…。

和弥「まぁ、バイトの事も言いたいっちゃ
言いたいんだけど…。いや?」

「い…いやだなんて…‼︎
全然…むしろ私も…っていうか。
でも、あ、あの…私なんかでいいんですか?」

もう、何言ってるんだろ…

和弥「お前がいいから、俺今告ってるんだけど?」

「…あ、あの。嬉しいです。
…宜しくお願いします。」

和弥「良かった。じゃこれからよろしくね、亜妃」

「……はい。」

自然と頭に大きな手が乗っていて。
包まれるような優しい手。

うわー。私今、顔真っ赤だ。

顔だけじゃない…全身が熱を帯びたように熱い。
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