医者の彼女
帰りが遅かったのは、もちろん仕事自体も
忙しかったらしいけど、その話をしていたかららしい。
私の前ではできないから。

「……そ、だったんだ…。」

和弥「ごめん…まさか亜妃に知られてると
思わなくて。正直に言っても変な心配するだけ
だと思ったから言えなかった。」

「…良かった…捨てられちゃうかと思った、から…」

和弥「何言ってんだ、そもそも捨てるって何だよ。
その言い方やめろ。てか、そんな事
出来るわけないだろ。
…俺の方が離れられないっての。」

「……良かった。」

ホントに。
追い出されたらどうしていいかわからない。

和弥「…今回の発作は完全に、俺のせいだ。
…辛い思いさせてごめん。」

「…なんで?発作と和弥さんの事は関係ないでしょ?」

和弥「前にも言ったと思うけど、過度な
ストレスも喘息発作の要因になるんだよ」

「…そう、だっけ。」

和弥「そうだっけって…人の話はちゃんと聞こうね?
てか、薬少なくなったら病院来いって言ったよな?
…病院来ないにしても一緒に住んでるんだから、
俺に言えよ…。
薬なくなってるとかあり得ない…
いや、この状況じゃ言えないよな…。」

「ごめん…迷惑かけて。」

一瞬怒られそうになったけど、和弥さんは
1人で自問自答してて、怒られずに済んだ。
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