医者の彼女
医師「気分はいかがですか?」

「だ…大丈夫です。」

うそ。全然大丈夫じゃない。身体は怠くて、重い…

医師「あなたは1週間前公園で倒れている所を
見つけられ、運ばれました。覚えてますか?」

首を振る。

医師「身元確認のため持ち物を拝見させて頂きました。
診察カードから、あなたの主治医である瀧医師に
連絡をとって、目が覚めて状態が安定したら
転院ということになっていますので、
転院準備をさせていただきますね。」

転院…和弥さんの病院に行くって事?
それはダメ。これ以上和弥さんに迷惑
かけられないから。

「あ、あの…。転院、しなくて大丈夫です。
身体も、もう大丈夫なので退院させてください。」

お金もないし、ここにも長くは居れない。

医師「春川さん、それは出来ません。
ご自分の今の状態理解されてますか?
とてもじゃないですが退院の許可はできません。」

「でも、あの…大丈夫です。」

医師「…転院を望まれないという事ですか?」

「……」

医師「…わかりました。
一度主治医に相談させていただきます。」

「…連絡しないでほしいです。大丈夫なので。」

連絡なんてしたら、また余計な心配をかける。

医師「申し訳ありませんが、それは出来かねます。」

そう言って出て行ってしまった。
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