医者の彼女
食事が終わり正隆さんと別れて、車の中。

薬のお勉強中。
薬の説明書と実物を見せながら丁寧に説明してくれる。

いつもの命令口調からは考えられない。
やっぱりお医者さんなんだよなぁ…としみじみ思う。

それと同時に、また昔の事を思いだし
嫌な気持ちにもなる。

話の内容がいまいち入ってこないけど…

和弥「こっちは1日2回、朝と夜に吸入すること。
炎症を抑えるのと、気管支を拡げるためだから、
例え症状がなくても必ず毎日飲む事。吸入の仕方は
ここに書いてある通り。吸入後はうがいをする事。」

頷く。

和弥「こっちは、発作が起きたとき用。
1回に2回吸う。こっちは吸入前にしっかり振って…」

と丁寧に説明してくれるけど…
正直うまく吸えるか不安。

和弥「1週間後、また診察に来ること。午前中は予約で
埋まってたから、午後がいいんだけど。これる?」

頷く。

和弥「…じゃ午後イチで予約入れとくから。
13時に来て。」

頷く。

和弥「1週間以内でも、発作が起きたら連絡するか、
すぐに病院に来ること。」

頷く。

和弥「…と…で…。わかった?」

頷く。

和弥「…じゃ、お大事に。」

そういって、家の前で下ろしてくれて、別れた。

…やばい、後半全然話聞いてなかった。
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