もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
「遠慮はしないでほしい。」
「・・・」
「何でも言ってほしい。」
「・・・」
「まぁ、難しいと思うけど。いきなりはな。」
嶺はそう言って私の頭に手を置いてポンと撫でた。

「紅茶、のもう。休憩!」
空気を変えるような明るい声。

先に廊下を歩いていく嶺。

その大きな背中を見つめながら、どうしても思い出すのは恭の背中だった・・・。

少し離れて嶺の後ろを歩く。

だめだ・・・
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