もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
「これあげる」
そう言って嶺が私の手に何かを置いた。
「なに?」
私が手に乗せられたものを見ると・・

「何これ!?」

それはそうちゃんの写真が載っているキーホルダーだった。


本気の溺愛らしい。

結局仕事は延期になりそのまま帰宅することになった私。
恭に連絡をすると仕事帰りに、駅まで迎えに来てくれた。

帰り道、私は嶺からもらったキーホルダーを恭に見せた。
恭は私が仕事で嶺と一緒になったり、連絡を取り合っていることを知っている。

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