月刊ヤングMAGAZIN

「ホントはね
ただ、嵩琉に会いたかったんだ
明日まで待てなかった」


え…


「そんなの、ただ会いに来ればいいじゃん」



「だって嵩琉、最近受験勉強してるし…

ずっとここに来るの我慢してたの」



ニヤける…

かわいすぎ、椛



「へー…」


わざと気持ちを押し殺す



「今日は、来ちゃったけど、いい?」



「うん、仕方ないね…」



「じゃあ、明日は?」



「それも、まぁ、仕方ないか…」



「よかった」



なに、その笑顔


椛、素直

椛、純粋


そーゆーとこ、好き




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