月刊ヤングMAGAZIN

とりあえずの社員旅行の日



「橘さん、チョコ好きですか?
どーぞ…」



「ありがと…」



「おやつ、いっぱい持ってきたので
食べてください!」



「元気そうだね、富田さん」



「はい!
橘さんも早く元気になってください

ナギさんから何か連絡ありました?」



「いや…」



椛からは

ずっと連絡がない



当たり前か

距離おいてるんだし



毎日部屋から椛の部屋の灯りを見てる



なんで幼なじみなんだろうって

毎日思う



すぐ近くにいるのに

会えない辛さ



あーーーーー。°(°´ᯅ`°)°。



「橘さん
もしかして、泣いてます?」



「泣いてない!」



「泣いてますよ
ハイ…チョコ…」



「ありがと…」



「あなた達、仲いいわね♡」



バスの後ろの席から

先輩がオレ達を覗いて言ってきた



「中田さんもチョコ食べますか?
どーぞ…」



「ありがとう
コレ、おいしいわよね」



「もうひとつどーぞ…」



「ありがとう」



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