月刊ヤングMAGAZIN

「橘さん、チョコ食べますか?」



「うん、ありがと
…
あのさ…」



帰りのバスも富田さんと隣だった



「クッキーの方が好きでしたか?」



「いや、クッキーじゃなくて…」



「橘さん、私、彼氏できました」



「え?」



小声でよく聞こえなかった



「誰にも言わないでくださいね…
私、彼氏できました」



「え!!!!!」



「シー!」



「オレ、まだ…」



返事してないよね?



「今日の朝、お風呂入ろうと思ったら
女風呂が掃除の時間で入れなくて…
部屋に戻ろうと思ったんです
…
そしたら内田さんとちょうど会って
一緒に混浴入る?って誘われて…」



「え、待って…」



「はい、待ってます」



富田さんの好きな人って…



「で…
まさか、一緒に入ってないよね?」



「内田さんがお金出して借りてくれました」



「で…
一緒に…?」



「はい
でも、バスタオルしてました、私」



「え!入ったの?一緒に?内田さんと?」



「シー!
内田さんもタオルしてました」



「いや、でもダメでしょ、そーゆーの…」



エロくない?



「なんでですか?
だって、私…」



「待って…」



「待ってます」



富田さんの好きな人って…



「それで…?」



「それで、内田さんが
昨日寝ちゃってごめんねって…
…
もっと私と話したかったって…
…
私とふたりきりになりたかったって…」



「待って…」



「待ちます」



内田さん富田さんのこと…



しかもオレ邪魔者じゃん!

ずっとそぉ思われてたんだろーな…



富田さんは内田さんのこと…



富田さんの好きな人って…



「お待たせ!」



「お待ちしてました!
…
内田さんが
私のこと…」



「待って!」



「待たせすぎです!
もぉ待ちません!
…
内田さんが私のこと
好きって言ってくれました!」



「それで?」



「内田さんと付き合うことになりました」



「え…」



富田さんの好きな人って…



「内田さんの彼女になりました」



「富田さんの好きな人って…」



「内田さんです!
私、年上が好きなんですよね
3歳以上10歳未満
同じ年と年下はダメですね」



「へー…」



オレ

同じ年

ダメじゃん



対象外じゃん!



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