君と秘密のスキャンダル
「なに、カレン知り合い?」
これまた俺と同じくらいのイケメンを連れたカレンちゃんが。
おいおい、他にも男がいたのは分っちゃいたけど堂々と声かけてくるなよ…。
しかも、俺は今情けない顔をしているに違いない。
でも、そんなのどうでも良いくらいに気持ちが悪いんだ。
あ、そうだ、
心配してくれたっていいんだぞ?
そんな俺に追い討ちをかけたのはまさかのカレンちゃんだった。
「ううん、人違いみたい!こんなだっさい人知らなぁ〜い♡」
「ぐはっ」
俺はまたビニール袋に顔を突っ伏した。