悪魔のご飯は愛情です
テオは素早く悪魔たちに突っ込み、魔法を放つ。悪魔たちも慌てて魔法を放つが、それらを全てテオは弾き返した。

数分もしないうちに、テオは悪魔たちを消し去っていた。静寂が訪れる。

「……ご主人様……ともう一度お呼びしてもいいのでしょうか?」

フィービーが震える声で訊ねる。テオは「そう呼ばないと許さない」と言った。すると、フィービーが抱きついてくる。

「ごめんなさい!ご主人様のこと、疑ってしまって……」

フィービーの体温が久々で、テオは優しく微笑んでいた。そのまま震える手をそっとフィービーの頭に置く。

「あの、ご主人様……。聞きたいんですが」

フィービーが突然顔を上げ、テオは真っ赤な顔を誤魔化すのが遅かった。フィービーは「何でご主人様の顔が真っ赤に!?」と驚く。

「うるさい!それより、何なんだ聞きたいことって」

話を逸らすため、テオは早口でフィービーに話を促す。フィービーはテオと同じように顔を赤くしながら言った。
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