近くて遠い君へ

結花は本を片手に
椅子に座っている。




結花は姿勢が良い。

その結花の姿が
みょうに愛しく感じた。




同時に‥




━━遅刻じゃなかったんだ‥。


そぅ思った。





避けられてるんだ。




結花に嫌われた。


嫌われたんだ‥。





そぅ思うと
かなりヘコむ‥。



俺は何も言わずに席についた。



美紗は結花の元へとかけていく。












結花‥


もぅ話せないのか??






胸が苦しくなる。




黙ったまま
俺は机に顔を伏せた。
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