扉の向こう
中に入ると私には知らない物ばかりだった。

「ねぇねぇこれは何??」

「あーこれはクレーンゲームッて言うんだ。」

「ふーん。」

『あのぬいぐるみ可愛いなぁ。でも私じゃとれないし…』
そう思ってぼーッとしてた私に蓮魅憐は言った。

「ちょっと待ってろ!!」

「えッ!?どこ行くのよ!」

「まぁーいいから待ってろ!!」

そう言い蓮魅憐はどこかへ行ってしまった。

蓮魅憐が急に居なくなってしまい、どうしていいのか分からなくなり、そこらへんの椅子に座った。

『はぁー全くどこに行ったのよ。』

そう思ってた時…

「冷たッ!!!」

後ろを振り返ると蓮魅憐がお茶を持って大空の頬に当てたのだ。

「おー言い反応だな〜(笑」

「ちょッビックリす「ハイよ。」

「えっ??」

「えっ?じゃねーよ。欲しかったんだろ?これ」

お茶と逆の手には、さっきのクレーンゲームの中にあったぬいぐるみを持っていた。たしかに大空はそのぬいぐるみを欲しいと思っていた。

「何で私がそのぬいぐるみが欲しいッて分かったのよ。」

「えっ、だってお前欲しそうな顔してたぞ??」

「!?!!////」

見た目からみてクールな大空は意外と中身は可愛い物が大好きだった。
だから急に恥ずかしくなり顔を赤らめた。

「おッ?何だ照れてんのか??(笑」

「て、照れてなんかない///」

「照れるなんて可愛いなぁ♪」

「か、可愛くなんかない////!!」

「ははは、そうか??俺には十分可愛いく見えるけどな?」

「//////」

言い争ってたら憐が言った。

「あのさぁ俺の事今度から憐ッて呼べよ。」

「…憐…??」

「そー。憐!お前が憐って呼ぶ代わりに俺はお前を大空って呼ぶ!宜しくな大空!」

「よろし…何で私があんたのこと憐ッ呼ばなきゃいけないのよ。しかも私の事大空ッて呼ばないで!私は信じてる人にしか名前を呼ばせない。あんたのこと、私信じてないから。」

さっきまでが嘘かのように冷たく言い放った。
そして
そう言い、大空はゲームセンターから出てった。
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