サヨナラなんて言わない。
蓮花が病気?

入院なんて嘘だろ?

あんなにこないだまで元気だったのに…

嘘だと思いたくて、事実を確かめにみのりと病院に行った。

そこで俺は突きつけられたんだ。

蓮花が病気だという事実に。

病室にいた蓮花は俺が知っている蓮花ではなかった。

細くやせ細っていて、顔色が悪くて…

消えてなくなるんではないかと思った。

蓮花は涙ながらに自分の病気を話してくれた。

"もう余命がわずかなの"

あの時の衝撃は死ぬまで忘れない。

大事な友達が死ぬなんて…そんなの考えたことなかった。
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