サヨナラなんて言わない。
「頼まれたの。晴とみのりと笑ってて欲しいって。私が出来なかったことやって欲しいって。」

私がそう言うとパパとママは顔を見合わせ泣きそうな顔をした。

「私、多分蓮花さんの生まれ変わりなんだと思うんだ。だから、こうして蓮花さんが夢にでてきた…すごく勝手な考えだけど。」

「そうか…そうかもしれないな。」

パパは私の言葉に頷いてそう言った。
< 145 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop