虹色アゲハ
「どうぞ?」
後で回収するし…

「こっちはあんたみたいな小物相手にしてないから、受けた依頼をこなしただけだし。
あんたの男のお金だから、痛くも痒くもないからね」


そこで、黙って状況を読み取っていた鷹巨が、青ざめた顔で呟いた。

「でも俺、取られた覚えなんか…」

揚羽は胸を痛めながらも、不敵な笑みを鷹巨に向けた。

「それは後でわかるわ」
カード会社から請求が来るからね…


そう、鷹巨がプレゼントを購入した偽サイトでは、非会員はカード払いのみという設定にしていた。
怪しまれないように、会員になれば支払い方法が増える設定にしていたが…
会員登録にはカード情報の入力が必須のため、結局はどちらでもその情報が得られる仕組みになっていた。

倫太郎が睨んだ通り、鷹巨の場合その収入から限度額も高額で…
つまりそのカードから依頼金を調達していたのだ。


「あと、受け取るなら依頼料はきっちり払ってもらうわよ?」
そう請求書を差し出すと。

「180万!?
ふざけないでよっ、そんな金額払えるワケないでしょっ?
だいたい、最初に提示された金額と違うじゃないっ。
…っほら!」
毒女は、それが記載されたメールを見せ付けてきた。
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