虹色アゲハ
といっても、毒女の携帯は詐欺用のレンタル携帯だったため。
鷹巨の携帯からウイルスを仕込んだ画像を送る事で…
聡子の情報を集めてるであろう毒女が、それを専用のPCに移動すると考え。
予想通り、そこから侵入出来たというわけだった。


「こっちは示談金もらうより、あんたごと全部売った方が儲かるんだけどね」

「でもそんなお金ほんとにないのっ!」

「あるじゃない。
依頼者の成りすまし口座から引き出した、偽治療費の300万が。
これでもお兄さんの介護費を考えて、格安の示談金にしてもらったのよ?
感謝してほしいくらいだわ」

「でもあのお金は…
依頼用に借りたものだし、もう返したし…」

「じゃあまた借りれば?
あ、いいもの見せてあげる」

揚羽は携帯を手に取ると、鷹巨にURLを送り、それを開くよう指示した。


「えっ…
ウソ、待ってよ!」

表示されたのは、ダークウェブの人身売買サイトで…
すでに毒女の画像と下の名前が、Coming Soonと銘打って紹介されていたのだ。

もちろんそれは、実在するサイトに手を加えた偽サイトだが…
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