アテナ・イェーガー〜安堵、のちにキス〜
「……ッ!うう〜……!!わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

キスをしばらくロネが繰り返すと、アテナは子どものように泣き始める。そして「ごめんなさい」と繰り返した。

「私、また自分を見失って……。人を傷つけた……」

泣き続けるアテナを、ロネはそっと抱き締める。そして優しく言った。

「大丈夫、大丈夫だよ。こんなの全然痛くないから……」

「手当てをする。そこの人間を連れてきてくれないか?」

アテナはそう言い、歩き出す。ロネは意識を失っているネイサンを魔法で浮かべ、アテナの後ろについて歩いた。








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