諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
「それでもいいんです。もちろんネックレスを貰ったのが嬉しかったのもありますけど、私にとっては、今日理人さんと一緒に食事をして、ここでこれをつけてもらった思い出こそが一番の宝物なので」

 それに、プレゼントを選んだのが有家さんでも、理人さんもネックレスを渡してもいいと思ってくれたんだよね。そう考えると、限りない喜びを感じた。

「理人さん、ありがとうございます。大事にしますね」

 心の底から感謝の思いを伝える。すると、無表情で聞いていた理人さんは、

「明日もある。そろそろ行くか」

 とそばにいた店員に視線を送った。

「ちょ、ちょっと待ってください」

 その様子に、私は慌ててネックレスの箱をバッグに仕舞う。
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