諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
 さっきはしたない声を出してしまったけれど、呆れられていないかな。

 突然そんなことが気になり始める。誰かに少しでもよく見られたいなんて思うのは、初めての経験だった。

 私、この人が好きだ。結婚するなら彼しかいない。

 まだ名前しか知らない男の子が、この日から私の中心になった。
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