会えると信じて〜誠の花〜«前編»
雪都『としくん、戻った。』



土方「あぁ。ありがとう。」




雪都『新見は?』




土方「切腹だ。今回、局中法度を
作ることになってな。」



山南「
一.士道ニ背キマジキ事
一.局ヲ脱スルヲ許サズ
一.勝手ニ金策イタスベカラズ
一.勝手ニ訴訟取リ扱ウベカラズ
一.私ノ闘争ヲ許サズ

右条々相背キ候者 切腹申シツクベク候也ですよ。」



雪都『なるほどね…新見は金策かな。』




土方「さすがだな。」





近藤「いつやるんだ?」




雪都『明日、新見が島原に行くらしい。』



山南「なるほど、ならそこに乗り込みましょうか。」





土方「そうだな。」




近藤「介錯人は誰が?」




沖田「僕がやりますよ!」




土方「総司!いつから…」




雪都『そうくんはずっといたよ?』





山南「気づきませんでした…」




近藤「…任せてもいいか?」




沖田「はい!」



土方「今日は解散、
明日の夜、この面子で新見のところにいく」




雪都『あ、僕は外れます』




近藤「わかった。」



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