君の、その手に残る「愛」がどうか、温かいモノでありますように

キーンコーンカーンコーン

「お、終わったぁ~!!」

今日ある、全ての授業の終わりの報せ。
まるで、天使のラッパ音。

聞き届けた私は、そのまま机に、バタリ。
と、人の気配が、2つ。

「午前中、サボっといて。
疲れてるとか、贅沢だねぇ~!!」

ほ、ホナツさん・・・・。

「でも、仕方ないよ。
あれだけ視線、向けられたら・・・・。」

苦笑する、キリ。
労るように、頭を撫でてくれます。
< 32 / 42 >

この作品をシェア

pagetop