インスピレーションを信じて
いつも 次に 好きな人ができて
付き合っている彼と 別れることが 多かった私。
だから 彼も 好きな人もいないって
私には 珍しい時間だった。
『 礼奈。恋人いなくて 大丈夫? 』
悠香は 心配そうに 私に聞く。
『そうね。そろそろ 1人も飽きたなぁ。夏の恋を探しに 海でも行こうか? 悠香。』
『えー。海なんて しばらく行ってないなぁ。』
『私も 子供の頃行ったきり。』
『いいね。行きたいな、海。』
『新しい水着買って。』
『水着。ちょっと恥ずかしいけど。』
『大丈夫。悠香は スタイル良いから。』
『そんなことないけど。行こうか、海。』
そこで 私と悠香は 務達に 出会った。